「(Square 請求書は)すごく楽ちんです。『クレジットカード決済ってもっと大変だと思ってた!』『こんな私にもできる!』って思いましたね(笑)。作成から送信までは、5分もかからないです」ー岡の オーナー 片岡亜紀子さま
この先の時間をともにしたい、そう思えるとっておきの器を見つけてほしい。そのような思いのもとオープンした、器と洋服のセレクトショップ、「岡の」。場所は、東京都目黒区の西部で、大田区との境目にある大岡山。大岡山駅を背に大岡山北本通りを3分ほどと進むと、ガラス張りのドアが印象的な岡のが左手に現れる。迎えてくれるのは、やわらかな空気をまとうオーナーの片岡亜紀子さん。岡のをはじめる前は、10年ほど夫のジュエリーブランド「kataoka(カタオカ)」でショップマネージャーを勤めていた。
店内に並ぶのは、もともと自身でも機織りで作品を作り、工芸が大好きな片岡さんがセレクトした品々。心ときめく作家さんひとり一人に熱い思いを込めて、お声掛けをしているという。
オープンからまもなくして、感染症拡大により、はじめての緊急事態宣言が発令された。岡のもやむを得ず、休業することに。それがあるできごとをきっかけに、当初は予定していなかった通信販売を開始することになる。非対面の決済方法として採用したのは、Square 請求書。当時の状況やその活用方法・使い心地について、片岡さんに話を伺った。
業種 | 工芸品・アパレル小売業 |
業態 | 小売店 |
利用しているサービス | Square 請求書、Square データ、Square リーダー、Square POSレジ |
導入を検討した理由 | ・レジ周りがスッキリ見せられる決済端末を探していた ・機会損失を防ぎたかった |
Squareが役に立っている点 | ・Square 請求書で海外のお客様にも商品を購入してもらえる ・売上分析機能で、商品の売れ行きがすぐにわかる |
海外のお客様に救われた
片岡さんが地元、大岡山で岡のをはじめたのは、2020年1月。人とのつながりを日々感じられるようなお店にしたい、という思いで開業したものの、感染症が広まり始めると、客足は徐々に減っていった。集客ツールとしてInstagramは用意していたが、当時のフォロワー数は2、30人程度。思い悩んだ末、同年の4月、5月は休業することを決意。そんななか、オンラインメディアで1カ月間、コラムを担当することになった。
「ウェブマガジンのコラムにどれくらいの影響力があるものなのか、ちょっとわからなかったんです。コラムがスタートしたら思っていたよりも反響があって、海外の方とか、鹿児島、北海道の方からも連絡が来るようになりました。Instagramでも、ハッシュタグを通じて、台湾や中国、韓国からもオーダーが来るようになりました」
ところがオンラインショップの用意はない。どのように決済を受け付ければいいのか。片岡さんは、すでに店舗のキャッシュレス決済方法として導入していたSquareの請求書機能を使うことにした。
「5月にいきなり反響があり、調べたらSquare 請求書が海外にも対応していることを知って、国内のご遠方の方だけでなく、海外の方にもSquare 請求書で購入してもらえますと積極的にお伝えできるようになりました」
遠方からの注文は、岡のを続けるうえで救いの手となった。
「4月は全く売り上げが動きませんでした。最初に工事費もかかりましたし、それがずっと回収できなかったらどうしよう……と悩んでいました。せっかく預かった作家さんのものを誰にも紹介できないのも、すごく申し訳ないなと思っていて。
それが海外からまとめた量を購入してくれる方が結構いたので、すごく助けられましたね。休業後にお店を再開した頃も半分くらいが非対面の購入で、今もSquare 請求書の売り上げが五分の一くらいはコンスタントにある感じです。なので、Squareの請求書には休業時からずっと助けられています。『普通のレジにしなくてよかった!』と思いました」
Square 請求書は、Squareの無料アカウントさえ作れば、SquareのPOSレジアプリ(※1)から無料で(※2)何通でも作成・送信ができる。使い心地はどう感じられているのだろう。
※1:Square 請求書アプリから、パソコンであればSquare データからもご利用いただけます。
※2:決済ごとにカード決済手数料がかかります。手数料について詳しくはこちら。
「すごく楽ちんです。『クレジットカード決済ってもっと大変だと思ってた!』『こんな私にもできる!』って思いましたね(笑)。作成から送信までは、5分もかからないです。POSレジに登録している商品であれば、商品をタップするだけで値段も出てきます。メッセージも最初に作っておいたものを利用できますし。
決済完了の通知はメールで送られてくるので、こちらから確認する必要がないのがいいですね。海外のお客様に送るのも、日本のお客様に送るのと同じように、全くストレスがなくて、スムーズでした」
売上分析機能で発注スケジュールを予測
今月はどの商品が、どれくらい売れたのか。日々決済を受け付けていれば、肌感覚でなんとなく予測はつくものの、数字で見れると、今後の施策にも役立てやすくなる。岡のでは店頭での決済も、請求書での決済もSquareで受け付けているため、Squareのアカウントにログインするだけで決済方法問わず、商品ごと、期間ごとの売り上げを見ることができる。特に役立っている点はあるのだろうか。
「アイテムごとの売上分析はすごく参考になっています。たとえばこの商品が今月動いてないってなると、そろそろ新しいのものをオーダーしてみようか、などもわかりますし。スケジュール感が見えてきますね」
2021年にはじめて行った確定申告にも、Squareの売上レポートが役に立った。
「『この日の取引はどうだったのかな?』というときは、日付を入れて、検索することもできるので。すぐに税理士さんともやりとりができました。普通のレジだと紙で出さないといけないですが、データで残るのはありがたいと思いました」
岡のの今後
休業中には思いがけず海外を含めて、遠くに住むお客様へと客層が広まり、今では店舗のほうにも少しずつ客足が戻り始めている岡の。昨年を振り返りつつ、2021年にしていきたいことを語ってもらった。
「去年は本当に最初の年だったので、扱うものを充実させて、ゆっくりお客さまを増やしていって……って思っていました。それがそういう状況ではなくなってしまったので。何があるかわからないので、準備が大事だな、と。当初は2021年に、個展や企画展をやっていこうと思っていたのですが、まだ今年はやらないと思っています。その代わりにオリジナルのものを作家さんと一緒に作ってみたり、いいものを置いていく。そして、まめに発信することを地道に続けていきたいと思っています」
「休業後にお店を再開した頃も半分くらいが非対面の購入で、今もSquare 請求書の売り上げが五分の一くらいはコンスタントにある感じです。なので、Squareの請求書には休業時からずっと助けられています。『普通のレジにしなくてよかった!』と思いました」ー岡の オーナー 片岡亜紀子さま
Squareが実現したこと
休業中も注文を受け付けることができた
岡のでは休業中にオンラインメディアでコラムを担当したことをきっかけに、海外など、遠くに住むお客様からの問い合わせが増えました。Square 請求者は海外に住むお客様にメールで送れるため、商品を購入してもらう決済方法として利用することができました。
納品スケジュールが立てやすい
岡のでは店頭での決済も、請求書での決済もSquareで受け付けているため、Squareのアカウントにログインするだけで、決済方法問わず、売り上げをひと目で確認することができます(※)。作家さんに依頼する商品の納品スケジュールも、商品ごとの売れ行きを見ながら判断することができています。
※Squareの売上レポート機能について詳しくはこちらからご確認ください。
確定申告にも役立てられた
確定申告の書類をまとめる際に、特定の日の取引内容を確認したいことがあるかもしれません。店頭での決済や請求書での決済をSquareで統一すれば、Squareのアカウントにログインするだけで指定した日の取引内容が確認できます。岡のでも、税理士とのやりとりがスムーズに進みました。
Squareでは、キャッシュレス決済が受け付けられる決済端末に加えて、POSレジやメールで送れる請求書機能、売上レポートなど、小売店の業務に役立つサービスや機能を多く提供しています。
この事例に登場したSquareのサービスは:
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