注目のミレニアル世代、消費や働き方の価値観は?

団塊世代にバブル世代、ゆとり世代など、特定の世代を指し示す言葉はさまざまありますが、今回はこの中でもミレニアル世代と呼ばれる世代の消費傾向や働き方に対する考え方を解説していきます。

ミレニアル世代を対象にしたマーケティングや採用を考えている経営者はぜひ参考にしてみてください。

ミレニアル世代とは

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ミレニアル世代には特に決まった定義はありませんが、1990年代に生まれた20代の若者を指すことが多いようです。他にもM世代、新世紀世代、ミレニアルズとも呼ばれています。

この世代はインターネットの普及とともに成長し、スマートフォンやタブレット端末、ソーシャルメディアを使いこなすデジタルネイティブ世代ともいわれています。

たとえば、2017年の流行語に選ばれた「インスタ映え」もミレニアル世代から生まれた流行といえます。

参考:今や欠かせない「インスタ映え」を集客に活かすには

他にも、海外ではユニコーンをモチーフにした食べ物やファッション、「ミレニアルピンク」と呼ばれる薄いピンク色が、ミレニアル世代を中心に流行したようです。

参考:
シリコンバレーの「ユニコーン」ブームがついに日本上陸
“ミレニアルピンク”がビューティ業界でも大ヒット 若者のハートをつかむカラーとは

現金は持たないけれど買い物は好き

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ミレニアル世代のお金に対する価値観はどうなっているのでしょうか。ジャパンネット銀行が行った調査によると、6割弱のミレニアル世代がお財布に入っている現金は「一万円未満」と答えています。また、ミレニアル世代の7割以上が買い物にクレジットカードや電子マネーを使用しているようです。

高額な現金を持たずに、買い物にクレジットカード電子マネーを活用していることがわかります。ミレニアル世代の利用が多いお店にとって、現金だけでなくクレジットカードや電子マネーによるお会計にも対応しておくことは必須事項になるかもしれません。

Squareならクレジットカードと電子マネー決済対応に必要な手続きは、アカウントの登録と専用のIC カードリーダー(Square リーダー、税込4,980円)の購入のみ。スマートフォンやタブレットに届いたSquare リーダーをBluetooth接続するだけで、キャッシュレス決済を受け付けることができます。

月額利用料金なども発生せず、必要になるのはSquare リーダーの購入にかかる4,980円(税込)と決済時の手数料のみです。

電子マネー決済がどこよりも早く

クレジットカード決済や、Suica・PASMOの電子マネー決済も、Squareなら最短6日で導入可能。

デザインにこだわるお店には、シンプルでスタイリッシュなレジスタンド(Square スタンド、税込29,980円)もおすすめです。iPadをはめ込むだけで据え置きのPOSレジ兼キャッシュレス決済端末として利用できます。

また、同調査によれば、ミレニアル世代の7割強が「買い物が大好きだ」としている一方で、7割弱が「たくさんお金を使うのが怖い」と答えています。買い物自体は好きなものの、高額な買い物には躊躇を感じるのかもしれません。

ソーシャルメディアと動画が好き

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デジタルネイティブとも呼ばれているミレニアル世代。平成29年版情報通信白書によれば、ミレニアル世代およびその下の世代である10代のパソコンの利用時間が減っているようです。反対に、スマートフォンの利用時間は伸びています。

スマートフォンの利用時間の内訳としては、ソーシャルメディアを見たり、投稿したりすることに一番時間を使っているようです。たとえば、休日になると10代は122分、20代は76分をソーシャルメディアの閲覧・投稿に使っています。

また、ソーシャルメディア以外には動画の投稿共有サイトを見ることに時間を使っているようです。休日にミレニアル世代は28分、10代は55分を動画の投稿共有サイトに使っています。

ソーシャルメディアや動画の活用は、20代から10代をターゲットにしたマーケティングにとって欠かせないツールになっていることが分かります。

ミレニアル世代のお手本は?

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ソーシャルメディアや動画共有サイトを日々利用しているミレニアル世代。具体的にはどんな情報を参考にしているのでしょうか。

JTB総合研究所が行ったミレニアル世代(22~28歳)の価値観と旅行に関する調査(2017)では、日本、韓国、オーストラリア、インドネシアのミレニアル世代を対象に、ファッションやライフスタイルの情報を取り入れる国について聞いています。

日本のミレニアル世代の答えは、上位から北米、北欧、フランス、韓国の順番になっています。同調査ではポストミレニアル世代と呼ばれる18歳から21歳にも同様の質問をしており、ポストミレニアル世代は韓国のファッションやライフスタイル情報を一番参考にしていることが分かっています。

他方、韓国とインドネシアのミレニアル世代は日本から入ってくる情報を一番参考にしているようです。

たとえば、ソーシャルメディアを使って韓国やインドネシアのミレニアル世代向けに日本のファッションやコスメの情報を発信することで、それらの国からオンラインショップや実店舗を訪れるお客様が増えるかもしれません。

仕事も家庭も同じくらい大事

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上記のミレニアル世代(22~28歳)の価値観と旅行に関する調査(2017)では、働き方についても質問をしています。

具体的には、ミレニアル世代の5割以上が「仕事と家庭生活をバランスよく両立したい」と答えています。また、韓国やオーストラリアでも同様に、ミレニアル世代の半数がワーク・ライフ・バランスを重視していることが分かっています。

また、2割以上が「地方でも都会でも働く場所にはこだわらない」と答えています。働く場所にこだわらない若い世代が増えることは、優秀な人材の獲得に困っている地方の中小企業にとってはチャンスといえるのではないでしょうか。

都会にある企業も在宅勤務やリモートワークができる環境を整えることで、地方に住んでいるミレニアル世代を採用できるかもしれません。

参考:テレワークとは?経営者や従業員にとっての導入メリットは?

人口の3割を占めるミレニアル世代

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上記で紹介した調査から、ミレニアル世代と呼ばれる20代と、その下の世代である10代の間でも、ソーシャルメディアの使い方や参考にしている情報で明確な違いがあることが分かりました。

世界人口の3割を占めるといわれているミレニアル世代は、今後の消費や労働市場にとって大切な存在です。若者だと一括りにせずに、まずはミレニアル世代の特徴、そして他の世代との違いをよく理解することが、マーケティングやリクルート活動には大切なのかもしれません。

執筆は2017年12月6日時点の情報を参照しています。2022年3月30日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash