この記事は全9回にわたるSquareの決済端末スタートガイドの第8回です。
ここではSquareで店頭や対面決済をする際に気をつけていただきたいこと、実際にお問合せの多い項目などをまとめました。うっかりを防いで安全にSquareのキャッシュレス決済をご利用ください。
シリーズ一覧はこちらからご確認ください。
目次
- ①自店決済はNGです!
- ②サインによる本人確認は原則廃止に!
- ③レシートやカード明細に載る店舗情報は事前に編集!
- ④電子レシートの宛先を自店のメールアドレスにするのはNG!
- ⑤払い戻しはキャンセルできません、慎重に!
- ⑥電子マネーの払い戻しはQUICPayとiDのみ!
- ⑦個別精算処理を途中でやめるのはNG!
- ⑧キャッシュレス決済を「現金」処理はNG!
- ⑨決済端末はスマホと同じ、毎日充電!
- ⑩着信や通知よりも決済を優先!
①自店決済はNGです!
加盟店が自分のクレジットカードを使ってカード決済することは「自店売上」となり、利用規約で禁止事項として定められています。Squareでは、本格的なご利用を開始する前の練習として、自分のクレジットカードを使った「テスト決済」をおすすめすることがありますが、この場合は必ず1円の小額にて決済をしてください。また、テスト決済後は、速やかに払戻し処理をすることも忘れないようにしましょう。
②サインによる本人確認は原則廃止に!
暗証番号を入力する代わりにサインで本人確認する「PINバイパス」は、2025年3月をもって原則廃止されます。Squareの決済端末に関しても、PINバイパスの機能を2025年2月12日から2月28日にかけて廃止することになりましたので、お客さまには暗証番号の入力をご案内ください。PINバイパスの廃止についてはこちらで詳しく説明しています。
③レシートやカード明細に載る店舗情報は事前に編集!
レシートやカード明細に記載される事業者情報は、アカウント登録時に入力した初期の会社情報や個人情報がそのまま反映されます。必ず、Square データの店舗情報より、正しいお店の情報に設定しなおしてください。カード明細に載る情報(下記の画像の②と③)が個人名のままだったり、お客さまが認識している利用店舗名と異なったりしていると、お客さまからカード会社に「利用の覚えがない」という連絡が入ってしまうことがあります。
④電子レシートの宛先を自店のメールアドレスにするのはNG!
電子レシートの送信先に自店のメールアドレス(または、カード名義人以外のメールアドレス)を入力してしまうと、そのアドレスは当該クレジットカードと関連付けられてしまいます。お客さまが次にSquare 加盟店で同じクレジットカードを使うと、関連付けられたアドレスが自動的に呼び出され、個人情報取り扱いのトラブルの原因となります。電子レシートの宛先は必ず、お客さまご自身に入力してもらってください。
⑤払い戻しはキャンセルできません、慎重に!
Squareでは、決済をしてから1年以内であれば、クレジットカード、QUICPay、iDによる決済の払い戻しの処理ができます。ただし、一度実行した払い戻しのキャンセルは、システム上絶対にできません。この場合、再度決済をし直すことになります。払い戻しをする際は、必ず該当取引であるかどうかをよく確認してから実行しましょう。
⑥電子マネーの払い戻しはQUICPayとiDのみ!
前述のように、QUICPay・iDであれば払い戻し処理が可能です。ただし、交通系ICの払い戻しはできないのでご注意ください。何らかの理由で交通系ICのお取引を払い戻す場合は、現金での払い戻しとなり、電子マネー決済で発生した手数料は返金されません。カードをかざす前に必ずお客さまに金額を確認してもらいましょう。その際、Square POSレジ上で売り上げは計上されたままとなるので、誤差が生じることにもご留意ください。
注意:
・JCB、Diners Club、Discoverのクレジットカード決済が受け付けられない加盟店では、QUICPayでの決済は受け付けることができません。
⑦個別精算処理を途中でやめるのはNG!
飲食店で便利に使われている個別精算機能。これはいわゆる割り勘の機能です。たとえば3,000円のお会計を1,000円ずつ3人で割り勘をする時に、個別精算機能から操作することができます。この機能を使うと、個々の支払い時にレシートが出てきますが、レシートが出たからといって、決済が完了していることにはなりません。最後の人の支払いが終わって、初めてすべての決済が完了する仕組みなので注意が必要です。決済がちゃんと取れたら取引履歴に上がってきます。
注意: 電子マネーの決済では個別精算機能はご利用いただけません。
⑧キャッシュレス決済を「現金」処理はNG!
Square POSレジアプリには、現金の受け付けもできる機能がついてます。カード決済の操作時に、誤って「現金」として処理してしまい、あとで「入金がない」というお問い合わせをいただくことがあります。「現金」で操作してしまった場合は、カード情報もないため、Squareからお客さまを特定する、連絡することは一切できません。「現金」で操作した場合は、暗証番号入力の画面が出てきませんので、これらの画面が出てこないということは、キャッシュレス決済がとれていないということだと覚えておきましょう。
⑨決済端末はスマホと同じ、毎日充電!
Square リーダーとSquare ターミナルは充電式です。スマホや携帯電話のように、毎日充電をして利用してください。充電が切れてしまうと決済ができません。ご注意ください。
⑩着信や通知よりも決済を優先!
スマートフォンで決済を受け付けている際に着信が……!このような場合は、電話には出ず「拒否」ボタンを押して、必ず決済を優先してください。決済の途中で他のアプリの通知がきたときも同様です。通知は触らず、決済を先に完了させましょう。
Squareに関する不明点のお問い合わせ、ご質問はSquareサポートまで、お電話もしくはEメールにてお気軽にご連絡ください。
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