「アプリを起動すると、今日の売り上げがわかるじゃないですか。うちみたいに店舗が多いところだと、どの店舗の売上情報も一瞬で把握できるのは助かります」 ーNOOKS FOODS マネージャー 福田真也さま
ギフト選びはなかなかむずかしい。相手の好みがわかっていれば、ドンピシャのものが選べるかもしれない。でもそうではない場合、決めきれず迷ってしまう人も多いのではないか。NOOKS FOODSは、「ギフトとして、気兼ねなくあげられる何かを提供したい」という思いから生まれた、フレーバーナッツとグラノーラ専門店だ。贈られる人にとってプラスになるものは何だろうと考え続けた結果、たどり着いたのがオーガニック食材を中心に使用したフレーバーナッツだった。
世界各国から集めたナッツにオリジナルのフレーバーをつけていくのがNOOKS FOODS流。味は甘いものからおつまみ系のものまでと幅広い。ナッツに限らずグラノーラやドライフルーツなど、体が喜ぶ間食としても楽しめそうなラインアップが店を彩る。店舗は現在全部で4件。東京都渋谷区に2店舗、板橋区に1店舗、そして伊勢丹新宿内に1店舗ある。
店舗での経営と売り上げの管理にNOOKS FOODSが利用しているのは、Square(※)。ここではマネージャーの福田真也さんに、Squareを使うことで助かっていることを聞いてきた。
※伊勢丹新宿店を除く
業種 | 食品小売業 |
業態 | フレーバーナッツ・グラノーラ専門店 |
利用しているサービス | Square POSレジ、Square ターミナル、Square リーダー、Square データ |
導入を検討した理由 | デザイン性のいい、使いやすい決済端末を探していたため |
Squareが役に立っている点 | ・トレーニング時間がほぼかからない ・売上レポートの情報を生かして、商品企画ができる ・一つの端末で複数の決済方法に対応できる ・複数店舗の売上情報が一つの管理画面から確認できる |
▲気さくで陽気なマネージャーの福田さん
福田さんがNOOKS FOODSの一員となったのは、2016年。旗艦店の代々木上原店がオープンして4カ月が経ったころだった。そのころから決済端末に採用されていたのがSquare リーダーだ。以降、5年近くSquareで決済を受け付けてきた福田さんが気に入っているのはどのような点なのだろう。
「ほかの決済端末と比べてもすごくかっこいいですよね。先端を行ってる感じがあります。実際に使ってみると、オペレーションが円滑で。今こうやって色んな人に手伝ってもらう立場になって思いますけど、やっぱり使いやすさはものすごく重要ですから」
実際にレジ教育にかけている時間を聞いてみると、「新しく入った人でもパッと使えます。みんな普段からスマートフォンを使ってるからですかね。説明をしなくても、ある程度触ればわかってもらえます」とのこと。
NOOKS FOODSで働く正社員は、代表の勝間田聡さんを含めて3名。福田さんの仕事は販売員として店に立つことから、売上情報の分析や新たな商品の企画、パッケージデザインと多岐に渡る。たくさんのタスクを抱えるなかで、レジ教育の時間を短縮できるのはうれしい点だそう。
すぐに、誰でも使いこなせるつくりを気に入り、2019年に東京都板橋区にオープンしたNOOKS LABO - factory & outlets - でも、Squareを導入した。
「店舗を増やすうえでは、絶対Squareにしようと思っていました。デザイン性含めてやっぱりいいな、使いたくなるな、と思いますしね。売上レポートが見れたりとか、機能面はもちろんなんですけど」
Squareならアカウントを一つ作れば、二店舗目も三店舗目も、同じアカウントから管理できる(※)。商品情報も、一店舗目で登録した内容がそのまま二店舗目、三店舗目にも引き継がれるうえ、一つの管理画面から全店舗の売上状況を把握することもできる。
※Squareのアカウントでは、最大300店舗まで管理できます。アカウントは無料で作成できます。
実際に二店舗目にもSquareを導入してよかったことを聞いてみた。
「数字を見る上では、(POSレジ)アプリがめちゃくちゃいいです。アプリを起動すると、今日の売り上げがわかるじゃないですか。うちみたいに店舗が多いところだと、どの店舗の売上情報も一瞬で把握できるのは助かります」
福田さんは販売員として立つことが多い。ただ役割としては、ほかの店舗で何が売れていて、今後何を提供していくといいのかを考えていく必要もある。そんななか、一つの売り場にいながらも、スマートフォンなどから各店舗の売上情報が確認できるのは助かる点だそう。
新店舗にはSquare ターミナルを導入
2021年4月にオープンした富ヶ谷店ではタブレットなどとつなげて利用するSquare リーダーから、POSレジ・レシートプリンター内蔵のオールインワン決済端末、Square ターミナルに切り替えることにした。まず惹かれたのは、決済端末の価格帯と周辺機器などを個別に用意しなくてもいい点だった、と福田さんは振り返る。
「正直レシートプリンターだけで結構お金がかかるじゃないですか。プリンターとか、一式揃えることを考えると導入しやすいですよね」
実際に導入してみて、一番気に入っているのはどんな点なのだろう。
「場所をとらないところが一番ですかね。いろんな決済ができるのも便利ですよね」
以前まではSquare リーダーとタブレットを組み合わせて決済を受け付けていたものの、Square ターミナルならたったの一台でキャッシュレス決済とPOSレジの操作の両方が行える。その点では以前よりも一段と省スペースが叶えられている。
※Squareの決済端末で受け付けられるキャッシュレス決済方法はこちら。
キャッシュレス支払いは半分程度
NOOKS FOODSを訪れるのは、大半が女性。年齢層でいうと、20代後半から50代が8割ほどを占めている。ギフトを求めて訪れるお客様も多いことから「妊婦さんにはどのナッツがおすすめですか」「糖質制限をしている人にも大丈夫なナッツ、ありますか」といった相談をもとに、一緒に商品を選んでいくことも多いという。そのうちキャッシュレスで支払うお客様は半分ほどだそうで、2015年にオープンした頃と比べると倍ほど増加しているのだとか。
経営判断の材料となる、Squareの売上レポート
NOOKS FOODSがお会計を受け付ける際に利用しているのは、Square POSレジ。Square ターミナルにはSquare POSレジがすでに搭載されている(※)。
※Square リーダーの場合は、タブレット上にSquare POSレジアプリをダウンロードしてご利用ください。
▲同じ種類のナッツでも、グラムごとで分けて料金を設定できる。
NOOKS FOODSではSquare POSレジに全商品を登録しているので、Squareのアカウントにログインするだけで、商品ごとの売上レポート(※)を無料で見ることができる。売上レポートが特に役立っているのは、仕入れる量とタイミングを知りたいとき。
※そのほかにも曜日別の売り上げや指定期間の売り上げ、当日の売り上げなどを無料で見ることができます。売上レポート機能について詳しくはこちら。
「『有料ギフトボックス』と、ギフトとして購入されることの多い『ミニサイズのナッツ』の売上状況から、ギフトシーズンの需要を把握しています。たとえばお中元の動きが例年より早いとわかれば、早めに原材料を仕入れたり、製造を調整したりもしています」
売上レポートを見ながら、特定の商品の需要が高まる時期を予測する。原材料がすぐに手に入るとは限らないため、早い段階で仕入れの判断が下せるのは助かる点なのだという。
商品の売上状況がリアルタイムで把握できることは、仕入れのタイミングを掴むうえでもそうだが、作り過ぎを防ぐうえでも役に立つ。
「基本的には作ったものが余ることは少ないですが、人気の商品を見誤り多く作りすぎてしまうと、ロスにもつながります。そのあたりの原材料を調整する際に、売上レポートにある商品の動きを判断材料にしています」
また、売上レポートは商品まわりの判断だけでなく、従業員の勤務時間を決めるうえでも頼りにしているのだそう。
「もともと代々木上原店は11時から20時で営業していました。ただ夜の時間帯の需要が少ないことと、従業員の負担を軽減するためにも、現在は1時間短くして11時から19時で営業しています。これはSquareのデータをもとに判断しました」
Square POSレジでお会計を受け付ければ、記録された決済取引をもとに時間別の売上グラフが自動で作成される。自ら時間別の売り上げをまとめるのはなかなかの手間だが、Squareならアカウントにログインするだけで客足が集中する時間帯などをすぐに確認できる。この情報は、NOOKS FOODSのように営業時間を決めるうえでも、あるいはどの時間帯に従業員を多く配置したほうがいいか、などを決める際にも参考にできるかもしれない。
スタッフが挑戦できるような場所
2021年には富ヶ谷に新たな店舗を開き、オープンから5年目にして4店舗にまで拡大したNOOKS FOODS。売上レポートの数字を大切にしつつも、今年はもっともっとNOOKS FOODSのメンバーの声を取り入れていきたいという。
「お客様に喜んでもらうのはもちろん大事なんですけど、みんなが楽しく働けることも大事にしています。そういった意味で、働くスタッフがやりたいことをやれるような場所にしていきたいです。今後は、それぞれがやってみたかった分野に挑戦できるような場所として使ってもらえたらとも思っています」
今後生まれる新たなアイデアを楽しみに、お店を覗きたい。
▲NOOKS FOODSのメンバーが発案して生まれたトートバッグ
「人気の商品を見誤り多く作りすぎてしまうと、ロスにもつながります。そのあたりの原材料を調整する際に、売上レポートにある商品の動きを判断材料にしています(Square 売上レポート機能について)」ーNOOKS FOODS マネージャー 福田真也さま
Squareが実現したこと
従業員のトレーニング時間を短縮できた
Square POSレジは、画面に表示されるボタンに従うだけで操作することができます。NOOKS FOODSでは新たな従業員が加わった際にも、とくに細かな説明をしなくてもすぐに使いこなしてもらうことができています。
仕入れのタイミングを予測できる
NOOKS FOODSでは日々の売上状況をSquare データから確認(※)することで、ギフトの需要が高まる時期を予測できています。ギフトの需要に限らず、特定の商品の需要が高まりつつあることをリアルタイムで確認できることで、仕入れのタイミングや量を適切に判断することができています。
※Square データの基本的な使い方はこちらからご確認ください。
店舗ごとの売上情報がいつでも、どこからでも確認できる
NOOKS FOODSでは4店舗中3店舗でSquareの決済端末を利用しています。Squareなら一つのアカウントで複数店舗を管理できるうえ、スマートフォンなどから店舗ごとの売上情報を簡単に確認することができます。福田さんは店舗にいなくても店舗ごとの売上情報を把握することができています。
Squareでは、キャッシュレス決済が受け付けられる決済端末に加えて、POSレジや売上レポート機能など、食品を販売する小売店に役立つサービスや機能を多く提供しています。
この事例に登場したSquareのサービスは: