【2024年版】POSレジ比較12選!選び方や種類、導入方法を徹底解説

金銭の出し入れを記録する従来のキャッシュレジスターと違い、多彩な機能を備えたPOSレジにはさまざまなメリットがあります。しかし、導入を検討する際には、導入費用やランニングコストなどが気になるでしょう。この記事では、POSレジの概要をはじめ、主要なPOSレジの導入コストとランニングコストの比較、各POSレジの特徴を紹介します。

目次


POSレジとは?

POSとは、Point Of Sales(販売時点情報管理)の頭文字を取ったもので、商品が売れた時に「何が、何個、いつ」売れたかなどのデータを自動的に記録するシステムのことをいいます。近年では「どんなお客さまに売ったか」「誰が売ったか」「どんな手段(現金、クレジットカードなど)で売ったか」を記録できるPOSも多くあります。

キャッシュレジスターとの違い

キャッシュレジスターは金銭登録機とも呼ばれ、商品の販売金額を計算して登録するものです。なかには売上分析機能などがついたものもありますが、基本的な機能は売り上げの記録と金銭の管理なので、情報の蓄積と分析においてはPOSレジのほうが優れています。

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POSレジでできること

POSレジを使うと商品を販売した時点で「いつ」「何が」「何点」売れたことを記録できるのはもちろん、その情報を集計・管理・分析できるところが大きな特徴です。具体的には以下の機能がPOSレジシステムには含まれています。

  • 売上分析機能
  • 在庫管理機能
  • 顧客管理機能
  • 複数店舗管理機能
    など

店舗オーナーは商品の売れ行きをはじめ、売れ行きがぐんと伸びる曜日や時間、時期などが確認できるようになり、店舗の強みや課題を把握できます。機能の充実度や活用のしかたによっては、年齢層、来店回数などお客さまの特徴も細かく知ることができます。肌感覚に任せず、数字でしっかりと店舗の経営状況を確認したいビジネスオーナーにはおすすめのシステムです。

POSレジを導入するメリット

POSレジは商品の売れ行きや店舗の課題など、自店舗のことをよりよく知るうえでは欠かせませんが、商品の登録作業が必要だったりと、使いはじめるのには少しだけ手間がかかります。特にお店が忙しいと、なかなか手がまわらないかもしれません。ただ、利用するメリットはたくさんあります。主なものを見ていきましょう。

作業効率アップやミスの防止につながる

バーコードを読み取る、もしくは、POSレジにあらかじめ登録した商品をタッチパネルで選択する方法ならば、オペレーションが簡素化され、数字の打ち間違いなどのヒューマンエラーを起こす可能性が低くなります。また、業務効率が上がることによってお客さまひとり一人の待ち時間が短くなり、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

レジ締めの時間が短縮される

店舗スタッフにとって閉店後のレジ締めは手間のかかる煩雑な作業といえます。経済産業省発表の資料によると、レジ締めにかかる平均時間はレジ1台あたり25分となっており、この結果に共感する店舗オーナーも少なくないかもしれません。レジに残っている現金と1日の売り上げをレシートと照らし合わせて差額がないかを確認するのがレジ締めですが、金額が合わずその原因究明にかなりの時間が取られてしまうこともあるでしょう。

POSレジを導入すれば、売り上げの集計は自動で行われます。集計作業がまるっとなくなる分、レジ締めの手間を格段に省くことができます。また、ログイン履歴が残るタイプのPOSレジであれば、誰がいつ会計したのかがわかり、不正防止にも役立ちます。

参考:キャッシュレスの現状及び意義(経済産業省)

売上・顧客・勤怠情報などをデータで把握できるようになる

POSレジでは販売した商品の売上データが蓄積されていくのはもちろんのこと、お客さまの性別や年代、支払情報などを登録できたりもするため、顧客層や年代別購入傾向などの顧客データを把握できるようになり、売上アップを目指すうえで参考になる情報をふんだんに入手できます。スタッフの出退勤を記録できるPOSレジを使用すれば、正確な勤怠管理を行うことも可能です。こうした情報を手書きなどのアナログな方法で管理するのと比べると、大幅な効率化が期待できるでしょう。

経営分析が可能になる

近年のPOSレジでは蓄積された売上データをもとに、売れ筋商品や死に筋商品を自動で導き出してくれるものもあります。エクセルなどで分析をする手間を削減しつつ、伸び悩んでいる商品などをすぐに特定し、適切な経営判断の材料とすることができます。また、シーズンだけでなく、商品が売れた曜日や時間帯など詳細なデータを分析できるPOSレジなら、さらに細かな販売戦略を立てられるようにもなります。

会計ソフトにデータを自動で反映できることも

最近ではクラウド会計ソフトと連携できるPOSレジも増えてきました。たとえばSquareのPOSレジを使うと、freeeやマネーフォワードの会計ソフトと連携することができます。POSレジで受け付けた日々の売上データが会計ソフトに自動で取り込まれるので、毎日の入力の手間が省けます。勘定科目や税区分などを自動で振り分けてくれる会計ソフトと連携すれば、作業量の大幅な削減が期待できるでしょう。結果として、確定申告書類や決算書を作成する手間も大幅に省けるはずです。

ネットショップと連動するよう設定できることも

実店舗とネットショップの両方を運営しているビジネスオーナーも多いのではないでしょうか。店舗で使うPOSレジとネットショップのデータを同期できるサービスを使うと、ネットショップ上で商品が売れたときに、店舗の在庫もそれに応じて更新されるようになります。たとえば店舗ではSquare POSレジを、オンライン販売にはSquareのネットショップ機能を使うと、在庫情報を連動させることができます。

ネットショップと実店舗の両方を運営していると二度手間になりがちな在庫管理ですが、一括で行うことで、効率的な経営が実現します。

POSレジ選びのポイント

どのPOSレジも、おおよそできることは同じという印象をひょっとしたら持っているかもしれません。しかし詳しく比較すると、費用面や機能の充実度、サポートなどに違いがあることが見えてきます。たくさんあるPOSレジのなかから自店舗に合ったものを選ぶうえで、指針としたい点をいくつかピックアップしました。

自店舗の課題解決につながりそうか

POSレジを導入することで解決したい課題があるなら、その課題解決に徹底的に合ったものを選ぶのがベストでしょう。たとえば「効率化」を目指しているのであれば、操作がわかりやすく、求めている情報にすぐにたどりつけるPOSレジを選ぶことが鍵となります。細かなところまで分析をしたいのであれば、どういった分析をしたいのかをもとに、目的に合うPOSレジを探していくといいかもしれません。「ここは外せない」といったポイントを明確にしておくと候補が絞りやすくなるでしょう。

自店舗に適したPOSレジの種類を提供しているか

POSレジの種類は、幅広い業種で使える「汎用型」と、業種に特化した機能をそろえた「業種特化型」の大きく二つに分かれます。

たとえば取り扱う商品の数が多い小売店では、「在庫管理機能」の充実度が気になるところでしょう。

「汎用型」にも「業種特化型」にも在庫管理機能は完備されていますが、業種特化型だとその名の通り、業種ごとのかゆいところに手が届くような機能が詰め込まれています。たとえばSquare リテールPOSレジだと、売れ行きをもとに在庫を再注文するタイミングを通知してくれる機能や、在庫が少ない商品の注文書を自動で作成する機能などがあります。

汎用型の機能だと不十分に感じる場合には「業種特化型」を検討してみてもいいかもしれません。

無理のない導入費用・ランニングコストか

導入費用やランニングコストもサービスによってさまざまです。最近ではSquare POSレジのように導入費用も利用料もかからないサービスが登場していますが、なかには月額利用料金が1万円以上かかるものもあります。特に小規模店を運営している場合、月々のコストはできるだけおさえたいところです。全体的にかかるコストから決めていくのも一つの手でしょう。

簡単に操作できるか

侮れないポイントとして、操作性が挙げられます。POSレジのデザインはどれも違ううえ、ものによっては機能があまりにも豊富で、使いこなすのに時間がかかることも想定できます。毎日使うものだからこそ、ストレスなく使えるものが一番です。無料お試し期間などを利用して、まずは使い心地をチェックしておくと安心でしょう。

カスタマイズはしやすいか

特定の情報はサービスの窓口に連絡しないと変更できないというしくみのPOSレジサービスもなかにはあります。あまり頻繁に商品情報を編集しない場合はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、商品が定期的に入れ替わったり、セールを定期的に実施したりと商品の新規登録や割引の設定などをよくする予定なら、カスタマイズを自身の端末などで気軽にできるかどうかは重視しておきたいところです。

サポートは手厚いか

予期せぬトラブルが起きたときや、使い方に困ったときにすぐに問い合わせられる先があると、迅速な解決に至りやすいものです。電話やメール、チャットなど、豊富な手段でのサポート体制が整っているかどうか、週末でも問い合わせられるかなどは確認しておくといいでしょう。

利用している決済端末と使えるか

すでに導入済みのキャッシュレス決済端末を今後も利用していきたい場合、連携できないPOSレジもあることを覚えておきましょう。利用している決済サービスに問い合わせるなどして、候補のPOSレジが使えるかどうかを確認しておくのがおすすめです。

連携サービスは充実しているか

スマートフォンをイメージしてみましょう。購入時にはすでに「電卓」や「メッセージ機能」など基本的なアプリはある程度スマートフォン上に揃っているはずです。そこから自分の好みのアプリをダウンロードしていくことで、活用の幅を広げていけるものです。

POSレジもそういった点ではスマートフォンと似ています。万が一ほしい機能がPOSレジに備わっていなくても、「連携サービス」を通して、付け加えられる可能性があります。たとえばSquareのPOSレジにモバイルオーダー機能はありませんが、「funfo」というモバイルオーダーアプリと連携できます。連携サービスの豊富さはPOSレジサービスごとに異なるので、検討する際にあわせて確認しておくといいでしょう。

POSレジの種類と特徴

POSレジには、主にターミナル型POSレジ、タブレット型POSレジ、パソコン型POSレジの3種類があります。それぞれの特徴を表にまとめました。

  ターミナル型POSレジ タブレット型POSレジ パソコン型POSレジ
向いている業種 スーパーマーケット、量販店、コンビニエンスストアなど 飲食店、催事場、美容院など すでにパソコンを利用している小売店やクリニック
導入費用 ・端末代 数十万円〜
・月額利用料 数千円〜
・タブレット代
・月額利用料 無料~1.5万円程度
・パソコン代
・ソフト代 無料〜
・月額利用料 無料~数万円
メリット ・店舗に合わせて開発される
業種に必要な機能をそろえることがが可能
・手厚いサポートが受けられる
・高機能
・持ち運びが可能
・多様なシーンで利用が可能
・スマートフォンやタブレットに慣れていれば操作が簡単
・アプリで機能拡張が可能
・パソコンの操作に慣れていれば比較的簡単
・ターミナル型より費用が安い
デメリット ・ほかのPOSレジに比べると高額
・狭い店舗に不向き
・慣れるまでに時間がかかる
・キャッシュドロアー、バーコードスキャンなどの周辺機器を別途購入する必要がある キャッシュドロアー、バーコードスキャンなどの周辺機器を別途購入する必要がある
持ち運び ×

ターミナル型POSレジ

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専用のハードウェアに専用のソフトウェアをインストールしたPOSレジ端末で、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど大型店舗やチェーン店でよく導入されています。据え置き型が基本で、狭い店舗には不向きです。キャッシュドロアーやバーコードリーダーなどの周辺機器も合わせて提供されることが多いです。

タブレット型POSレジ

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iPadなどのタブレットに専用のアプリをインストールして、POSレジとして使用します。必要に応じて周辺機器を用意する必要はあるものの、アプリは無料で提供されていることも多いうえに既存のタブレットを使用できるので、導入の初期費用は大幅に軽減できます。また、普段使い慣れているタブレットで操作でき、使い方を覚えるまでのトレーニング時間が抑えられるのもメリットといえるでしょう。

パソコン型POSレジ

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POS用ソフトウェアをパソコンにインストールしてレジとして使用するものです。ソフトウェアは無料のものもありますが、月額利用料などの維持コストがかかる場合が多いようです。

POSレジの周辺機器と導入コスト

POSレジと合わせて、会計業務をサポートしてくれる周辺機器の種類と各機器の相場について紹介します。

キャッシュレス決済端末

キャッシュレス決済端末の相場は、数千円から数万円ほどです。クレジットカード決済はもちろん、電子マネー決済やQRコード決済にも対応できるSquare リーダーなら4,980円(税込)で購入が可能です。

カスタマーディスプレイ 

お客さまに向けて商品の値段を表示するディスプレイにはBluetooth接続、USB接続のタイプがあり、それぞれ20,000円前後から購入可能です。POSシステムのアプリケーションによりますが、iPhoneなどを利用できる場合もあります。

キャッシュレス決済への対応を検討している場合、カスタマーディスプレイ付きの決済端末の入手も検討してみましょう。たとえばSquareでは、カスタマーディスプレイ付きの決済端末「Square レジスター」を提供しています。POSレジを内蔵したスタッフ用画面があるため、カスタマーディスプレイも決済端末もPOSレジもまとめて導入できます。

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▲Square レジスター使用例

▶️Square レジスターについて詳しくはこちら

キャッシュドロアー 

「キャッシュドロアー」という名で親しまれる現金を収納する引き出しには、レシートプリンターと接続できるタイプとUSBでタブレットなどと接続して使うタイプの2種類があります。前者は10,000円前後、後者は15,000円前後で手に入ります。

タブレットなどの端末

近年ではタブレットなどにダウンロードして使う「POSレジアプリ」が多く登場しています。こういったタイプのPOSレジを利用したい場合には、適切なデバイスもあわせて購入しましょう。タブレット端末の値段は、AppleのiPadが40,000円から150,000円、Android端末が20,000円から100,000万円程度となっています。

バーコードスキャナー 

バーコードを読み取るための機械を用意したい店舗もあるでしょう。商品バーコードをスキャンするだけで、価格が自動的にPOSレジに反映されるため、価格を手打ちするよりも効率的で、レジで行列ができやすい店舗ほど導入を検討したいものです。スキャナーとバーコードが離れた状態でも読み取り可能なロングレンジバーコードスキャナーや、読み取り難い幅が広いバーコードにも対応できるタイプなどがあり、価格はどちらも10,000円前後となっています。また、Bluetooth接続など、ワイヤレス接続が可能なものだと価格帯が30,000円前後と少し上がります。

レシートプリンター 

レシートや領収書、伝票を印字したいときに必要になるのが、プリンターです。据え置きタイプから持ち運びしやすいポータブルタイプまであり、価格は20,000円台から100,000円台までさまざまです。

キャッシュレス決済への対応も検討している場合は、レシートプリンターが搭載されている決済端末を選ぶと、コストをおさえられる可能性があります。たとえばSquare ターミナルなら、レシートプリンターもPOSレジも搭載されているので、本来なら三つの機器に分かれるはずのものをたったの1台で導入できます。

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▲Square ターミナルの使用例

▶️Square ターミナルについて詳しくはこちら

POSレジの導入方法

POSレジを導入するには、メーカーや販売代理店から購入する、レンタルする、リースをするという3種類の方法があります。

購入する

トータルでの価格はを抑えられる方法といえば、購入です。ただしPOSレジによっては初期費用が高額なため、導入時の出費がかさむ傾向にあります。

近年ではSquare POSレジのように導入にも利用にもコストのかからないPOSレジもいくつか登場しているため、POSレジによってはコストを抑えながらの利用も可能です。

レンタルする

レンタルは、短期間で借りることができるので使用感を確かめるのに最適です。しかし、長期間借りるとなると費用がかさむこともあります。

リースする

購入やレンタルよりもコストをおさえられる方法として、リースがあります。自店舗に導入したいPOSレジをリース会社に購入してもらい、リース会社から借り受けるしくみです。初期費用が無料の場合もあるため、レンタルよりも全体のコストを安くおさえられることもあるようですが、基本的に長期での契約が前提で、途中解約できないのがデメリットです。

どんな業種にも対応可能なPOSレジの導入費用とランニングコストを比較

ここでは、どんな業種にも対応できる「汎用型」と呼ばれるPOSレジを比較します。導入費用やランニングコストが比較的安く、手軽に導入できる「タブレット型POSレジ」を中心に見ていきましょう。

  対象業種 初期費用(税込) 月額使用料(税込) 対応OS
Square POSレジ 各業種 無料 無料 iOS、Android
Airレジ 各業種 0円(別途iPadの用意が必要) 無料 iOS
スマレジ 各業種 0円(別途iPadの用意が必要) スタンダード:無料
プレミアム:5,500円
プレミアムプラス:8,800円
iOS
ユビレジ 各業種 0円(別途iPadの用意が必要) 6,900円〜 iOS
CASHIER 各業種 レンタル:8,400円
購入:79,800円〜
スターター:0円
プロフェッショナル:4,400円/台
Android

Square POSレジ

決済サービス「Square」が提供する「Square POSレジ」は、スマートフォンやタブレットなどにダウンロードして利用するPOSレジアプリです(※)。最大の魅力は、月額利用料なしで充実した機能が使えるところでしょう。無料で使える主な機能を以下に紹介します。

※Square ターミナルとSquare レジスターにはPOSレジが搭載されています。

  • 在庫管理機能
  • 売上分析機能
  • 勤怠管理機能
  • オーダーエントリーシステム
  • 顧客管理機能
  • ネットショップ作成機能
  • 決済リンク作成機能
  • クラウド請求書機能
    など

登録できる商品数は無制限。カテゴリに分類したり、サイズごとにカスタマイズしたりと細かな商品登録設定ができます。また、複数店舗を運営している場合でも、店舗ごとに追加料金などはかからず、300店舗(※)まで管理できます。

※1つのアカウントで300店舗までの管理が可能です。

キャッシュレス決済には、店舗の規模や予算などに応じてSquare リーダー、またはSquare スタンドSquare ターミナルSquare レジスターのいずれかの決済用端末を用意しましょう。主要ブランドのクレジットカードQRコード電子マネーに対応することができます。

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Airレジ

株式会社リクルートが運営するAirレジは、iPad専用のPOSレジアプリです。商品登録や会計、在庫管理、売上分析などの機能が導入費用・月額費用無料で利用できます。Airペイと組み合わせることで、カードリーダー1台でクレジットカード決済やQRコード決済に対応できます。iPadやキャッシュドロアーなどの必要な機器がセットになったスターターパックもあるので、初めてPOSレジを導入するビジネスオーナーに向いています。

スマレジ

スマレジは、iOS向けのPOSレジアプリです。基本的なレジ機能が使える無料のスタンダードプランから、プレミアムプラン、飲食店向けのフードプランや小売店向けのリテールプランなど、5種類のプランが用意されています。イベントなど短期間だけPOSレジを導入したいビジネス向けのレンタルプランもあります。パスポートリーダーに対応しているので、免税対応をしたいお店に向いているでしょう。まずは無料で始めてから自店舗に合ったプランに変更していくのもいいかもしれません。

ユビレジ

指1本で直感的に利用できるところが名前の由来であるユビレジは、iPad専用のPOSレジアプリです。無料のお試しプランと有料プラン、飲食店向けと小売店向けの有料オプションを設けており、基本的なレジ機能に加え、売上管理や分析、顧客管理や会計ソフトとの連携も行うことができます。また、SquareやSTORES 決済といったキャッシュレス決済サービスとも連携できます。また、予約管理や飲食店のセルフオーダーシステムなど、使いたいシステムと柔軟に連携できるのも魅力です。有料の導入サポートでは、インターネットの開通や商品情報のデータ化などを専任の人にお任せすることができます。短期間で効率よくPOSレジを導入したいときには検討してみてはいかがでしょうか。

CASHIER

CASHIERは、Android対応のPOSレジです。店舗やビジネスのニーズに応じたカスタマイズにも対応できる柔軟なシステムが魅力です。利用するにはCASHIER POSを搭載した専用のハードウェアが必要で、レンタルと購入のいずれかの方法で手に入れることができます。月額利用料が無料のプランでも、ハードウェアをレンタルしている場合には月々のレンタル費用が発生します。

飲食店に特化したPOSレジの導入費用とランニングコストを比較

ここでは、飲食店に特化したタブレット型POSレジの導入費用と月額使用料、そして主な特徴を見ていきましょう。

  対象業種 初期費用(税込) 月額使用料(税込) 対応OS
Square レストランPOSレジ 飲食店 無料 無料プラン:0円
プラスプラン:13,000円
プレミアムプラン:要問合わせ
iOS
USEN レジ FOOD 飲食店 要問合せ 要問合わせ iOS
blayn 飲食店 要問合せ スタンダードプラン:2,800円
プレミアムプラン:9,800円
19,800円
Android
POS+(ポスタス)food 飲食店 要問合せ 14,000円〜 iOS

Square レストランPOSレジ

SquareにはSquare POSレジのほかにも、飲食店に特化した「Square レストランPOSレジ」があります。フロアマップが作成できたり、キッチンディスプレイシステムが利用できたりと飲食店の効率化につながる機能が充実しています。厨房での調理にかかる時間なども追跡できるので、飲食店の稼働状況を可視化したいお店におすすめです。

まずは無料プランからはじめて、必要に応じて有料プランにアップグレードしてみてもいいでしょう。Square レストランPOSレジはiOSに対応したタブレットから、あるいはSquare ターミナル、Square スタンドから利用することができます。

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▶️Square レストランPOSレジについて詳しくはこちら

USENレジ FOOD

株式会社USENが提供する飲食店に特化したPOSレジ、「USENレジ FOOD」。さまざまな飲食の形態にあわせた機能を提供しているのが特徴的です。たとえば対面注文には欠かせないハンディ端末への対応はもちろん、テーブルから注文できるセルフオーダーシステムにも対応しており、必要に応じて券売機やデリバリーシステムと連携することもできます。

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blaynは飲食店専用のPOSレジで、専用のハードウェアを使ったタブレット型POSレジ、タッチパネル型券売機、セルフレジなどを提供しています。導入時には「オンライン現地調査」が入ったりと手厚いサポートが特徴的です。

POS+(ポスタス) food

ポスタスと読む「POS+」は、さまざまな業種に特化したPOSレジを提供しているサービスです。飲食店向けの「POS+ food」では、メニュー管理やキッチンとの連携に役立つ機能がそろっています。サポート体制も万全で、全国駆けつけサポートを提供しているところも魅力の一つです。

小売店に特化したPOSレジの導入費用とランニングコストを比較

最後に小売店に特化したタブレット型POSレジを見ていきましょう。

  対象業種 初期費用(税込) 月額使用料(税込) 対応OS
Square リテールPOSレジ 小売店 無料 フリープラン:0円
プラスプラン:6,000円
プレミアムプラン:要問合せ
iOS
USEN レジ STORE 小売店 要問合せ 要問合わせ iOS
POS+(ポスタス)retail 小売店 要問合せ 14,000円〜 iOS
パワクラ 小売店、ネットショップ 要問合せ フリープラン:0円
スタンダードプラン:7,000円
プレミアムプラン:要問合せ
Windows

Square リテールPOSレジ

「Square リテールPOSレジ」は、Squareが提供する小売店に特化したPOSレジです。

Square リテールPOSレジは小売店の業務負担を減らしつつ、在庫切れ防止につながるお役立ち機能が豊富に揃っています。たとえば商品ごとの売れ行きをもとに早めに発注すべき商品を提案する機能や、GTINおよびSKUバーコードを登録することで商品を追跡できるようになる機能などがあります。取引先の情報を一元管理できる機能もあるので、在庫にまつわることをアプリ内でまとめて記録しておけるのも便利です。

Square リテールPOSレジはiOSに対応したタブレット、あるいはSquare ターミナル、Square スタンドから利用することができます。

▶️Square リテールPOSレジについて詳しくはこちら

USENレジ STORE

USENレジ STORE」は、店舗BGMサービスを提供していることでも知られる株式会社USENの小売店向けPOSレジです。商品管理にかかわる細かな機能をはじめ、免税商品の販売に役立つ機能や、顧客管理機能などがそろっています。

POS+(ポスタス)retail 

POS+(ポスタス)の小売店向けのPOSレジ「POS+ retail」には、アパレルをはじめとした小売店に役立つ機能が備わっています。iPad上で使うこともできますが、タッチ式の決済端末と連携して使う方法を選ぶと、タブレットを用意しなくて済みます。

パワクラ 

パワクラは、小売店、ネットショップ向けのPOSレジです。複数の店舗とネットショップを連動させているビジネスオーナーにとっては、在庫管理が一元化できて便利といえるでしょう。また、有料機能ですが、クーポンシステムやポイントシステムも利用できます。LINEと連携しているので、LINE公式アカウントを使った集客効果アップが期待できます。

低コストではじめるなら、SquareのPOSレジ!

POSレジの多くは初期費用や月額費用がかかるため、予算にあわせて選ぶ必要が出てくるでしょう。豊富な機能を無料で使いはじめたい店舗におすすめなのは、SquareのPOSレジです。あらためて、Squareが提供しているPOSレジを見てみましょう。

  対象業種 初期費用(税込) 月額使用料(税込) 対応OS
Square POSレジ 各業種 無料 無料 iOS、Android
Square レストランPOSレジ 飲食店 無料 無料プラン:0円
プラスプラン:13,000円
プレミアムプラン:要問合わせ
iOS
Square リテールPOSレジ 小売店 無料 フリープラン:0円
プラスプラン:6,000円
プレミアムプラン:要問合せ
iOS

どのPOSレジも導入コストはかからず、無料アカウントを作り、アプリをダウンロードすれば、利用しはじめることができます。使い心地を試してみたいという場合には、以下のリンクをお役立てください。

▶️無料アカウントを作成しよう
▶️Square POSレジアプリのダウンロードしてみよう
▶️Square レストランPOSレジアプリのダウンロードしてみよう
▶️Square リテールPOSレジアプリのダウンロードしてみよう

それぞれのPOSレジの機能も見てみましょう。

  Square POSレジ Square レストランPOSレジ Square リテールPOSレジ
無制限の商品登録
カテゴリ設定
在庫アラート
在庫予測機能 × ×
(有料プラン)
注文書の自動作成 × ×
(有料プラン)
iPadまたはiPhoneカメラでのバーコードスキャン × ×
商品交換 × ×
(有料プラン)
レポート機能
フロアプランの作成 × ×
決済端末との連携
レシートのカスタマイズ
オーダーエントリーシステム ×
キッチンディスプレイシステムとの連携 × ×
複数店舗管理
顧客管理管理
オンライン販売
勤怠管理
連携サービス
加盟店サポート

上記表には主要のもののみをまとめています。利用できるすべての機能を確認したい場合には、以下のページもご確認ください。

▶️Square POSレジの公式ページ
▶️Square レストランPOSレジの公式ページ
▶️Square リテールPOSレジの公式ページ

Square POSレジの導入事例

ここでは、Square POSレジを利用している加盟店の声をいくつか紹介します。

神楽坂プリュス

神楽坂プリュスは雑貨と食品を取り扱う小売店です。店内に所狭しと並べられた商品の数は、なんと常時500点以上にもおよぶそうです。売上データを把握するために、たくさんある商品はどれも欠かさずSquare POSレジに登録しています。Square POSレジでは無料で売上分析機能を利用することができ、商品別の売り上げはもちろん、昨年比や前月比で売り上げを簡単に見ることが可能です。

思い込みで『これは売れてる』と思っている商品が、売れていなかったりもする。感覚でものをしゃべっていてもしょうがないから、データは大事だと思っています。そういう意味でSquareの売上レポートは便利です」ー 神楽坂プリュス コーディネーター 安美和さま

▶️神楽坂プリュスの導入事例を読む

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tokyobike

自転車専門店の「tokyobike」では、顧客管理を効率的に行うためにSquare POSレジの導入を決めました。自転車の販売はもちろん、購入後のアフターケアにも力を入れているtokyobikeでは、修理の要望を受けることも少なくないそうです。

以前までは紙にお客さまの情報を書き留めていたため、修理のために来店するお客さまの情報を探すにはバインダーに挟まれた大量の紙をめくる必要があり、紙から脱却したいという気持ちが強かったそうです。

そこでSquare POSレジ内の請求書機能を活用することで、お客さま情報のデジタル化を実現し、お客さまの名前を検索するだけですぐに過去の購入履歴を確認できるようになりました。

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自転車は売って終わりではなく、お客さまが修理しに来ることもあります。そのとき、Squareであれば過去の修理内容が残るので、2回目の来店でもし同じような不具合があった場合、不具合のある製品を渡してしまっていた可能性も含めて検証ができたり、お客さまの乗り方が原因かもしれないとヒアリングやアドバイスができたりするので、過去の内容がぱっと見でわかるのは、販売した後のお客さまとのコミュニケーションツールとしてすごくいいです」ーtokyobike 執行役員/直営店統括マネージャー 橋本雅希さま

▶️tokyobikeの導入事例を読む

SquareのPOSレジなら高機能なのにずっと0円

キャッシュレス決済、在庫管理、顧客管理、スタッフ管理など、店舗に必要な機能をすべて搭載

POSレジは、契約する会社によって導入費用もランニングコストも大きく変わます。利用できる機能もそれぞれ異なります。コストをおさえたい場合には、まずは導入費用無料、月額費用無料のPOSレジを見比べてみるのがいいかもしれません。まずは気になるPOSレジをいくつかピックアップし、試しに使ってみると使い勝手や使い心地が直にわかるので、おすすめです。


Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。

執筆は2022年1月17日時点の情報を参照しています。2024年6月14日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash